放し飼いの安全でおいしい卵、祖父江の平飼い自然卵「歩荷」。生産農家から産みたて自然卵を直送いたします。

養老山脈をかなたに望む祖父江の大地を元気に踏みしめ、光と風を感じて育った健康な鶏たちの自然卵です。

歩荷 祖父江の平飼い自然卵

電話番号0587-97-7677 (AM10:00~PM5:00 年中無休) ファックス番号0587-97-7677 (24時間受付中)

自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。

「かけがいのない安心は、自由にのびのびと暮らしている鶏たちからのとても貴重な贈り物です。」
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■ 自然卵農家の農村ブログ 「歩荷の暮らし」 ■

「飼料米 Aug-2011」

2011/08/21 飼料米

今年ようやく実用化にたどり着いた「飼料米」。
来年度へ向けての更なる取り組みもすでに始まっています。

今年も丹羽郡大口町の「服部農園」さんに作付けをお願いし、6月下旬に植え付けられた苗は、ご覧のとおり順調に生育中です。
昨年は、16反の水田で、約11tの「飼料米」を収穫。現在、トウモロコシの20%を「お米」に変換しています。今年は、作付け面積を26反にまで拡大していただけたことから(16.5t収穫予定)、来年は、トウモロコシの30%を「お米」に変換できる予定です。

「飼料米搬送」

2011/02/01 飼料米

ようやく天候も落ち着き雪の影響もなくなったので、今年初めての「飼料米搬送」を行いました。

「飼料米」の生産をお願いしている服部農園さんの倉庫で3パレット(約3t)の荷積み完了。

歩荷農場の「コンテナ倉庫」へユニックを使って運び込みます。
今回で3回目の「飼料米搬送」。これで約9tの「飼料米」が歩荷農場に無事到着。

「お米入り飼料」

2011/01/28 飼料米

昨年末に行った「飼料米」の実験給餌において、鶏の嗜好性、卵質、卵殻質、産卵状況、食味(人の嗜好性)など多項目に亘り問題が見られなかったことから、今月中旬より「お米入り飼料」の本格的導入を開始しました。



「お米入り飼料」を導入するにあたっては、ある鶏たちのグループに対して、トウモロコシの100%を代替するという方法をとるのではなく、収穫した「飼料米」の総量を年間通して全ての鶏たちに均等に配合できるよう分配し、可能な割合についてのみ代替するという方法を選択しました。(今回は、トウモロコシの20%を代替。)
なぜならば、トウモロコシの全てを「飼料米」に代替することで色素が薄くなり、白っぽくなってしまう黄身の色を付加価値として捉え、販売戦略重視でブランド化を推進することよりも、輸入穀物の悪しき問題(①食の安全に関わる遺伝子組み換え作物の問題 ②投機マネーや災害の影響を受けやすく安定しない価格の問題 ③遠路輸送によるCO2の排出などの環境問題)や遊休水田の問題などを解決し、飼料自給率の向上を目指していくという「飼料米」導入の本来の意義を何よりも重視し、継続可能な形での導入方法を実践していくべきであると考えたからです。
また、トウモロコシを「飼料米」に代替したからと言って、際だった卵質の向上が見込めるわけではないことからも、今までお客様からご支持をいただいてきた卵質をできる限り変化させないよう注意して配合設計を行いました。

食味に関しては、愛知県尾張農林水産事務所、三の丸庁舎内の県職員の方68名にご協力いただきアンケート調査を行ないました。
「トウモロコシのみの卵」と「トウモロコシの20%を飼料米に代替した卵」の両方をその内容を知らせずに「ゆで卵」にして食べていただき、①黄身の味 ②白身の味 ③全体の味 ④風味 ⑤総合評価のそれぞれについて、どちらが好み(もしくは、どちらも同じ。)かを答えていただきました。
結果は、どの項目においても嗜好性そのものには統計的に差は見られず、卵質および食味をほとんど変化させることなく「お米入り飼料」を作り上げることができました。
この成果を礎として、今後も「飼料米」への取り組みに力を尽くしていきたいと思います。

愛知県三の丸庁舎内の職員の方々、ご協力いただき本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

「試食中」

2010/12/21 飼料米

「お米入り飼料」、只今「試食中」。

「モミ米」の嗜好性も上々です。
「飼料米」導入への長い道程もいよいよ最終段階へ・・・。

「飼料設計」

2010/12/19 飼料米

「トウモロコシ」の20%を「飼料米」に変換するにあたっては、鶏たちに必要な各種栄養素が不足しないよう「飼料米」の成分に基づいて飼料全体の配合を設計しなければなりません。
「自然卵」だからといって、何でも醗酵飼料にしたり、野菜クズなどの緑餌を適当に与えていれば良いなどというわけではないのです。食卵として、多くの消費者の方にお届けさせていただく卵が、その時々で品質に違いが生じていては、趣味の庭先養鶏と変わらなくなってしまいますし、鶏たちの健康を維持していくためにも、その食事においてしっかりとした栄養管理を行ってやることはとても重要なことなのです。

「飼料設計」は、粗蛋白(タンパク質)やエネルギー量を始めとして、ミネラル(無機物)含量、アミノ酸含量、ビタミン含量など多項目にわたって行います。
「飼料米」として使用する「モミ米」は、「トウモロコシ」に比べ粗蛋白、エネルギー量共にやや低めなので配合調整には苦労しましたが、何とか納得できる「飼料設計」を行うことができ、早速「飼料米」を利用した新しい飼料を試作してみました。

これからこの新しい飼料を約160羽の鶏たちに2週間実験給餌します。その後、卵殻から食味まで様々なチェックを行ない、問題が無ければ年明けから実用化する予定です。

「モミ米」

2010/12/13 飼料米

鶏に対して「飼料米」を使用する場合は、籾が付いたままの「モミ米」の状態で配合することが可能です。なぜならば、鶏には「モミ米」を給与しても、すり潰しながら十分に消化することのできる筋胃(砂肝)があるからです。

「モミ米」のまま利用することで、籾摺りなどの手間を省略(加工コストの削減)。さらには、お米の持っている栄養価を保持したまま、冷蔵保管施設などを設置することなく長期保存が可能となります(設備、保管コストの削減)。これらのことからも「飼料米」の導入にあたり、コストの安定化を実現するためには「モミ米」での利用がとても重要な意味を持つことになります。

「コンテナ倉庫」

2010/12/09 飼料米

鶏舎の裏に新しく「コンテナ倉庫」を用意しました。
外観は、あまりきれいではないこの鉄製「コンテナ倉庫」。何のための倉庫か分かりますか?

11月下旬に収穫した「飼料米」を保存しておくための倉庫です。

今年の「飼料米」は、予定量を上まわり約11tも収穫することができました。収穫した「飼料米」は、丹羽郡大口町の服部農園さんまでトラック(3tユニック)で引き取りに行くのですが、とても1回で運べる量ではないため、4~5回に分けて搬送しなければなりません。そして先日、無事1回目の搬送が完了。約3tの「飼料米」が、歩荷農場へ到着しました。

これで歩荷農場で使用するトウモロコシの約20%(年間量)を「飼料米」に変換できることになるので、それに合わせてこれから新しい飼料の設計を行ないます。

ところで年季の入ったこの「コンテナ倉庫」。夏までに、庫内の温度上昇を防ぐため、化粧と防錆も兼ねて遮熱塗装をする予定です。

「飼料米 3」

2010/10/26 飼料米

「飼料米」を作っていただいている服部農園さんの田んぼは、歩荷農場から車で1時間ぐらいのところにあります。そのため頻繁に足を運ぶことはできませんが、月に2度ほど配達で近くを通るので時間がある時は立ち寄るようにしています。昨日は雨が降ったり止んだりで、あいにくの空模様でしたが、少し前より稲穂の様子が気になっていたので何とか時間を作って見に行くことにしました。

しっかりとした大粒の稲穂が、頭を垂れている姿に一安心。このまま立ち枯れるよう放置(立毛乾燥)して、水分が15%以下になったら収穫です。
予定通り10tの収穫が実現できれば、歩荷農場で使用しているトウモロコシの約20%(年間量)を「飼料米」に変換することが可能となります。

「飼料米 2」

2010/09/16 飼料米

久しぶりに「飼料米」の田んぼを見に行ってきました。

「モミロマン」は、どうやら順調に育っているようです。
普通のお米とは、一目で区別がつくほどたくさんの実が付いている稲穂。収穫が楽しみです。

「飼料米 1」

2010/08/07 飼料米

歩荷農場では、2年以上前から行政(地元農業改良普及課)と連携し、遺伝子組み換えや価格高騰などの様々な問題を抱える輸入飼料穀物に代替できる国産「飼料米」導入への取り組みを行ってきました。
なかなかうまく進行しなかったこの「飼料米」プロジェクトも今年になりようやく実施段階に漕ぎ着け、具体的な導入に向け本格的なスタートを切ることができました。
「飼料米」の栽培にお力添えいただけるのは、丹羽郡大口町の「服部農園有限会社」さん。
約16反の水田で10t(収穫予定)の「飼料米」を生産していただけることになりました。
ご覧のとおり、6月24日に田植えを行なった苗は、どうやら立派に育っているようです。

作付けする稲は、「モミロマン」。飼料用稲の専用品種です。収量が多く、丈夫であまり手のかからない専用品種は、無農薬や減農薬栽培にも適しているため、飼料としての安全性にも極めて優れていると考えられます。そして何より、畜産農家と稲作農家が連携することで、消費者の方々にとっても本当の意味での「顔の見える生産」となり、真の安心を提供していくことが可能になるはずです。

愛知県においては、初の試みとなる個別の畜産農家と稲作農家による専用品種での「飼料米」プロジェクト。とても小さな一歩かもしれませんが、畜産のみならず、これからの地域農業活性化のためにも価値ある一歩にしていきたいと考えます。

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