放し飼いの安全でおいしい卵、祖父江の平飼い自然卵「歩荷」。生産農家から産みたて自然卵を直送いたします。

養老山脈をかなたに望む祖父江の大地を元気に踏みしめ、光と風を感じて育った健康な鶏たちの自然卵です。

歩荷 祖父江の平飼い自然卵

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自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。

「かけがいのない安心は、自由にのびのびと暮らしている鶏たちからのとても貴重な贈り物です。」
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■ 自然卵農家の農村ブログ 「歩荷の暮らし」 ■

「有精卵に関しての見解 ③」

2022/02/01 考[畜産]

「有精卵」が食卵としては不適であるという歩荷の考えは既に掲載しましたが、その付帯事項として「有精卵」による「自家繁殖」についても考察していきます。

 

 

「有精卵」を生産している農家は、通常【平飼い】という飼養形態の特性もあるため、種鶏場(育種を行うための孵化専用農場)を除いては、ほとんどが小規模農場、もしくは自給自足的な暮らしを行っている人たちの庭先養鶏に限られてきますので、育種メーカーから正規の雛を仕入れることなく自家農場で産まれた有精卵を孵化させ自家繁殖しているケースも見受けられます。

 

 

しかしながら、このような限られた個体同士での交配は複雑な論理に基づいて育種改良されている家畜としての銘柄特性や免疫力を著しく低下させ、奇形や新たな病気の発生を誘発させることにもなりかねません。

更に、品種や銘柄の異なる鶏を混合飼養(例えば赤玉系品種と烏骨鶏の同飼い等)している場合などは、異種交配による雑種を生み出すこととなり生態系への影響も否定できません。

 

 

また、家禽類には多くの危険な法定伝染病が存在するため、防疫対策として飼養衛生管理基準に基づくワクチン接種が適切に行われていなければならないにも関わらず、その知識、重要性、技術も持ち合わせていないことから、ワクチン未接種のまま野放しにされている現状も増加していることに多大なる危機感を感じざるを得ません。

 

 

結論として、「有精卵」は食卵としてではなく種の保存のためにだけに意義を持ち、家畜である家禽類の自家繁殖も大変危険な行為であるというのが歩荷の「有精卵」及び「自家繁殖」に関する考えであり、明確な知識や技術もなく人間のエゴや自己満足のみで家禽類(家畜)を愛玩動物(ペット)のように飼養することは社会的に多くの問題を勃発させる愚行であり、新たなパンデミックの原因にならないとも限りませんので、少数でも家畜を飼養する方々は細心の注意を払い思慮分別を持って責任ある行動をしていただきたいと強く要望いたします。


なお、上記見解は、あくまで私たち「歩荷農場」の考えであり、物事の善し悪しを論じているわけではないことをご理解いただきますようお願いいたします。
■「有精卵に関する見解①」はこちらからご覧になれます。

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