自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。
雛たちを迎え入れるための「床づくり」。1棟6室ある鶏舎飼育室の床全面に敷料となる「もみ殻入れ」を行ないます。
車載コンテナに満載した「もみ殻」をユンボで軽トラダンプに移します。
鶏舎に併設の運動場から、軽トラダンプに積んだ「もみ殻」を室内に運び入れます。
後はいつもの様に有用微生物の活性液を散布し、給水器をセットすれば導入準備は完了です。
3月10日の雛導入に向け、鶏舎内の準備を進めています。
ようやく高圧洗浄などによる「浄化作業完了」です。
築6年の建物ですが、飼育室内、通路ともに埃一つない状態にまで仕上げます。
衛生管理の行き届いた清潔な鶏舎は、鶏にとっても人にとってもストレスのない快適な空間となります。大変な作業ばかりですが、手を抜く訳には行きません。
浄化作業が終わった鶏舎の床全面へ敷料としてもみ殻を敷き詰めます。
もみ殻は含気層を形成し、土壌菌による好気性醗酵を促進させるため鶏糞は効率良く醗酵分解され、悪臭の発生しない極めて衛生的な飼養環境が実現するのです。
仕上に有用微生物の活性液を散布し、良い土壌菌だけが活発に活動できるような「床づくり」を行ないます。地面の上で鶏たちを放し飼いにする自然卵養鶏においては、悪い病気にかからないようにするためにも地面の管理、すなわち「床づくり」がとても重要な作業なのです。
そのために歩荷農場では、有用微生物を活性液として培養することから行なっています。
これで受け入れ準備は全て整いました。後は元気な雛たちがやって来るのを待つだけです。
今月20日過ぎに雛を導入するため「鶏舎浄化作業」を進めています。
まず通路を含めた鶏舎内部全体を高圧洗浄し、埃や付着した鶏糞などの汚れをきれいに洗い流します。金網や木部もその艶を取り戻し、ご覧の通り新築と変わらない清潔な状態がよみがえります。
次に高温スチームで、床面や巣箱(ネスト)などを熱湯消毒します。高温スチームは約100℃で噴射されるため、万が一、大腸菌やサルモネラ菌が繁殖していたとしても容易に除菌できるのです。しかも洗浄剤など必要ないので、環境に優しく極めて安全です。
最後の仕上に、酢酸を使用した床面の消毒を行います。歩荷農場では、薬剤や消毒剤は一切使用しないので、酢酸のような天然の細菌増殖抑制物質を利用して除菌や寄生虫対策を行ないます。
酢酸による疾病防除を行なうにあたっては、様々な問題を克服しなければなりませんでしたが、酢の醸造メーカーである内堀醸造株式会社さんにご協力いただき何とか実施段階にまで至りました。多くの方々の志により、安全な食づくりが実践できることにあらためて深く感謝している今日この頃です。
歩荷農場では年に2回、鶏の入れ替えの時にだけ鶏糞出しの作業を行い、鶏舎内の床をリフレッシュします。自然卵養鶏においては鶏を地面の上で放し飼いにするため、鶏糞は土壌菌の作用で醗酵分解し、その量は一定以上に増えることはありません。(一般的なケージ飼育の年間鶏糞処理量の僅か16分の1です。)さらに悪臭も発生しないので、ハエなどの養鶏公害とは全く無縁なのです。
鶏糞は循環型農業推進のため近隣農家や希望者の方へ無償で配布しています。今日は、一宮幼稚園の先生方が、園内の畑で野菜を育てるために鶏糞を取りに来場されました。
若い女性の先生がたくさんお見えになりましたが、皆さん「一所懸命」。数ヶ月後には、かわいい園児たちと育てるおいしい野菜が、畑一面で実を結ぶに違いありません。
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