自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。
早くも今年の「初トラブル」勃発。
何と自動給餌機が動いていない !? とにかく鶏たちに餌を食べさせなければ !!!
仕方がないので1000羽の鶏たち(1棟6部屋)にバケツで餌を運ぶ破目に・・・。
やっとのことで餌をやり終え、原因調査へ。
動力部分周辺を取り外して調べたところ、チェーンに小石が詰まり安全ピンが破損した模様。小石と折れたピンを取り除くため歯車を脱着し、無事修理完了。
自動給餌機や給水器などの設備は、年に何回かはこんなトラブルが発生します。状況を適切に判断し、できる限り鶏たちにストレスをかけないようトラブルシューティングすることも飼養管理の重要事項。いつでもすぐに簡単な修理は行えるように各種交換部品のストックも万全です。
歩荷農場では、サルモネラや各種細菌の「卵殻細菌検査」を定期的に自主実施しています。今年も先日、農大実習生の研修を兼ねて農業改良普及課のご協力、ご指導の下、有害な特定細菌の検出を中心とした「卵殻細菌検査」を実施しました。
安全な飼養衛生管理を行なっていくためには、農場内の細菌汚染の状態を的確に把握しなければなりません。そのためには、鶏舎内環境検査(家畜保健衛生所による鶏舎内各所の埃、鶏の餌や飲水、糞などのあらゆるサンプルに対する検査)とともに卵殻表面の細菌の状態を調べることが大変重要な意味を持つこととなります。なぜならば、卵内部の検査は、サルモネラに感染した鶏であってもその陽性発生率が0.03~0.3%程度しかないため、ほとんど意味を持たないと考えられるからです。
検査は、寒天培地(細菌を培養するための検査用培地)を用いて生菌全般およびサルモネラ、大腸菌などの特定細菌の検出ならびに細菌数の同定を行ないます。
サンプルは、巣箱で産卵した見かけ上きれいな卵と土や糞などが付着してしまった汚卵です。
それぞれの卵を洗浄した希釈液を培地に滴下して、24時間菌培養後に判定。細菌が検出された場合は、斑点状のコロニーが出現します。
検査結果は、サルモネラ、大腸菌のいづれに関しても巣箱で産卵した卵(上記写真)、汚卵ともにコロニーの出現はなく、有害細菌が検出されることはありませんでした。生菌全般に関してもその数は極めて少なく、産卵環境が清浄化されていることを再確認することができました。
いよいよ明日雛たちがやって来ます。
自動給餌機の最終点検や止まり木の高さ調整、給水器の設置および水漏れ点検などまだまだ作業は続きます。
中でも一番厄介なのは、給水器。全部で16個ある内の5、6個は、必ず水漏れが・・・。
どこから漏れているのかを的確に判断し、細かい部品を順番に交換しながら根気よく対処していかなければなりません。給水器の修理が無事終了したら、あとは有用微生物の活性液を飼育室の床全面に散布して受け入れ準備は完了です。
今日は、家畜保健衛生所に依頼している定期的な「鶏衛生検査」の実施日です。2月のサルモネラ環境検査に続き、今年2度目の「定期検査」となります。
3月にやって来た雛鶏たちの血液検査と全ての棟での糞便検査を行いました。
飼養衛生管理において最も大切なことは、鶏たちの健康状態をいつも的確に把握していることに他なりません。
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