自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。
「秋茄子」の収穫が始まりました。
7月にたくさんの実を付けた茄子は、8月初旬までに一度剪定して休ませてやることで9月下旬に「秋茄子」として再び実りをもたらしてくれます。約1ヶ月は収穫できませんが、おいしい「秋茄子」を楽しむためには致し方ありません。
ちょうど8月初旬ごろ、テントウムシダマシという一見テントウムシにとてもよく似た害虫(背中の星の数がやたら多く色が薄い)が現れ、茄子の葉をスケスケになるまで食べてしまいます。それで私たちは、いっそ8月の収穫をあきらめ「秋茄子」を実らせるために、この虫たちの出現を合図として一気に更新剪定を行なうことにしました。
無農薬栽培ならではのおもしろい栽培技術ですよね。
浄化作業が終わった鶏舎の床全面へ敷料としてもみ殻を敷き詰めます。
もみ殻は含気層を形成し、土壌菌による好気性醗酵を促進させるため鶏糞は効率良く醗酵分解され、悪臭の発生しない極めて衛生的な飼養環境が実現するのです。
仕上に有用微生物の活性液を散布し、良い土壌菌だけが活発に活動できるような「床づくり」を行ないます。地面の上で鶏たちを放し飼いにする自然卵養鶏においては、悪い病気にかからないようにするためにも地面の管理、すなわち「床づくり」がとても重要な作業なのです。
そのために歩荷農場では、有用微生物を活性液として培養することから行なっています。
これで受け入れ準備は全て整いました。後は元気な雛たちがやって来るのを待つだけです。
今月20日過ぎに雛を導入するため「鶏舎浄化作業」を進めています。
まず通路を含めた鶏舎内部全体を高圧洗浄し、埃や付着した鶏糞などの汚れをきれいに洗い流します。金網や木部もその艶を取り戻し、ご覧の通り新築と変わらない清潔な状態がよみがえります。
次に高温スチームで、床面や巣箱(ネスト)などを熱湯消毒します。高温スチームは約100℃で噴射されるため、万が一、大腸菌やサルモネラ菌が繁殖していたとしても容易に除菌できるのです。しかも洗浄剤など必要ないので、環境に優しく極めて安全です。
最後の仕上に、酢酸を使用した床面の消毒を行います。歩荷農場では、薬剤や消毒剤は一切使用しないので、酢酸のような天然の細菌増殖抑制物質を利用して除菌や寄生虫対策を行ないます。
酢酸による疾病防除を行なうにあたっては、様々な問題を克服しなければなりませんでしたが、酢の醸造メーカーである内堀醸造株式会社さんにご協力いただき何とか実施段階にまで至りました。多くの方々の志により、安全な食づくりが実践できることにあらためて深く感謝している今日この頃です。
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