自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。
古来より薬草として知られている「ヨモギ」には、浄血、殺菌作用などがあるクロロフィル(葉緑素)や多くのビタミン(ビタミンA、B1、B2、C など)、ミネラル(カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウム など)が豊富に含まれています。
歩荷農場では、鶏たちの健康促進や病気予防に重要な働きをするこれらのビタミン、ミネラルなどを摂取させるために天然「ヨモギ」100%の乾燥粉末を使用しています。(当然、酸化防止剤などの添加物は入っていません。)
また、「ヨモギ」に含まれるサントニンという成分には、虫下し成分が含有されているので寄生虫にも効果があるとか。
ビタミンやミネラルは、生の緑餌(野菜くずや雑草など)にも多く含まれていますが、季節によって種類が異なり、与えることのできる量も変化してしまう上に、自家で管理できるもの以外は農薬や除草剤(他からの飛散も含め)の危険性も全くないとは言い切れません。
飼料の安全性を確保し、原料素材の生産入手経路を明確にするためには、緑餌であっても細心の注意を払わなければならないのです。(もちろん農場敷地内の雑草や自家栽培の野菜くずなどは、おやつ程度には与えていますが・・・。)
食の安全を守っていくためには、ほんのわずかな妥協も許すわけには行きません。
「フィターゼ」は、「生米ぬか」の項で説明した鶏が消化できない形の「フィチンリン」を分解し、効率良く消化吸収できるようにするための特殊な酵素です。この酵素「フィターゼ」を飼料に微量添加することで、「生米ぬか」などに多量に含まれる「フィチンリン」を「有効リン」として活用することが可能となりました。
その結果、飼料に「無機リン」を添加する必要もなくなり、鶏糞中への無駄なリン(本来は分解されない「フィチンリン」)の排泄が低減できるようになったのです。
また、酵素「フィターゼ」は、銅や亜鉛などミネラルの消化効率、利用率も良化させるため、土壌中に過剰に蓄積しやすいそれらの物質(銅、亜鉛など)の排泄も抑制することができ、環境負荷を低減した「地球にやさしい」循環型農業の実践に多大な効果を発揮すると考えます。
この酵素「フィターゼ」は、青カビの一種である「Aspergillus niger」から作られたものなのですが、歩荷農場で使用する酵素「フィターゼ」は、菌体に特殊な操作を加えることなく生産された遺伝子組み換えを行なっていないものであることを付け加えておきます。
「生米ぬか」は、ビタミン(ビタミンE・チアミン・ナイアシン・ビオチン)やミネラル(銅・亜鉛・マンガン)などの微量栄養素が豊富な上に、タンパク源やエネルギー源としても有用です。
そして当然、人が食べるためのお米を精米した際にできる「生米ぬか」に、遺伝子組み換えはあり得ません。
また「生米ぬか」には、鶏が骨格を形成したり、卵の殻を作ったりするために必要な多量の「リン」が含まれています。しかし、この「リン」は、通常鶏が消化できない形(フィチンリン)で存在しているため、残念ながら利用されることなく糞として排泄されてしまいます。したがって、一般的には、鶏が必要とする「リン」を「無機リン」の形で飼料に添加しているのが現状なのです。
歩荷農場では、この消化できない形の「フィチンリン」を「特殊な酵素」を利用して鶏が消化できる形に分解し、「無機リン」を添加することなく、無駄な「リン」の排泄を抑制するという環境負荷の低減に取り組んでいます。この「特殊な酵素」については、次の機会で詳細を。
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