放し飼いの安全でおいしい卵、祖父江の平飼い自然卵「歩荷」。生産農家から産みたて自然卵を直送いたします。

養老山脈をかなたに望む祖父江の大地を元気に踏みしめ、光と風を感じて育った健康な鶏たちの自然卵です。

歩荷 祖父江の平飼い自然卵

電話番号0587-97-7677 (AM10:00~PM5:00 年中無休) ファックス番号0587-97-7677 (24時間受付中)

自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。

「かけがいのない安心は、自由にのびのびと暮らしている鶏たちからのとても貴重な贈り物です。」
メニュー

■ 自然卵農家の農村ブログ 「歩荷の暮らし」 ■

「塩 再掲101001」

2024/09/26 飼料

「塩」の主成分は、多くの生物の生命を維持するために必ず必要な無機物(ミネラル)、ナトリウムと塩素。

鶏にとっても必須の栄養素です。

 

 

歩荷農場で使用する「塩」は、もちろん国産の「海水塩」。

安全性に疑問の残る固結防止剤(塩が固まるのを防ぐための添加物)「フェロシアン化合物」が添加されているものは絶対に使用しません。

「天然ハーブ 再掲190403」

2024/09/01 飼料

歩荷農場では、天然「ハーブ」を混合した粉末を飼料に微量添加しています。

主体となる「ハーブ」はタイムとヨモギギク。

もちろん、遺伝子組み換え作物ではありません。

 

 

タイムにはチモールという成分が含まれており、強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えているので天然の防腐剤や保存剤の役割を担うことのみならず、鶏たちの疲労回復や抑うつ状態の改善などに効果的だと考えられます。
また、ヨモギギクには食欲増進に加え回虫駆除などの効能があることから、歩荷農場には鶏に寄生するダニや回虫がほとんど存在しません。

これらの寄生虫は吸血するものも多いので鶏たちにとって貧血や多大なストレスをもたらす悪因となるため、現代養鶏においては駆虫剤や強い農薬を鶏舎内に散布することが一般的なのですが、ダニ類はネズミやゴキブリなどと同様に薬剤に対して耐性をもつ能力があるので実際は根絶できないというのが否定できない現状です。

歩荷農場においては、薬剤を一切使うことなく「天然ハーブ」の自然な力で、寄生虫やダニ類、悪性雑菌を抑制し鶏たちにとって暮らしやすい環境管理を行っています。

「ファフィア酵母 再掲100721」

2024/06/28 飼料

「ファフィア酵母」は、ナラやミズキの樹液に生息し、天然カロチノイド(キサントフィル類)であるアスタキサンチンを多量に含有しています。
アスタキサンチンは、ビタミンEの500倍以上の抗酸化性を有しているため、飼料への合成酸化防止剤の使用を防止する役割を果たしてくれます。

さらに、鶏たちの生体内で発生する有害な活性酸素を抑制し免疫力を高める作用があるため、自然の中で暮らしている歩荷農場の鶏たちの健康維持にも多大な効果を発揮しています。

 

 

アスタキサンチンは、赤色の天然生体色素でもあり、アルファルファやトウモロコシの黄色い色素との相乗効果により、自然卵「歩荷」の卵黄色に大きな影響を与えています。

このように、自然卵「歩荷」の卵黄色が薄いオレンジ色を呈しているのは、健康な鶏を育てるための飼料構築の結果に他ならず、意図的な操作によるものではありません。

一般的に卵黄色のオレンジ色は、大半が飼料に添加した「パプリカ」の抽出物による人為的な着色です。

この「パプリカ」、それ自体は何ら悪いものではありませんが、残念ながらそのほとんどが輸入物であることから「エトキシキン」などの酸化防止剤が添加されているのが現状です。
「エトキシキン」は、法律で人の食品には添加が認められておらず、発癌性やアレルギー性の否定できない危険な物質です。
ここで「パプリカ」を使用することについての是非を問うつもりはありませんが、生産者として真に食の安全を守って行きたいと考えるのであれば、飼料原料に含まれる微量な添加物にまで当然注意を払うべきなのではないでしょうか。

「フィターゼ 再掲100402」

2024/05/06 飼料

「フィターゼ」は、「生米ぬか」の項で説明した鶏が消化できない形の「フィチンリン」を分解し、効率良く消化吸収できるようにするための特殊な酵素です。

この酵素「フィターゼ」を飼料に微量添加することで、「生米ぬか」などに多量に含まれる「フィチンリン」を「有効リン」として活用することが可能となりました。

その結果、飼料に「無機リン」を添加する必要もなくなり、鶏糞中への無駄なリン(本来は分解されない「フィチンリン」)の排泄が低減できるようになったのです。

 

 

また、酵素「フィターゼ」は、銅や亜鉛などミネラルの消化効率、利用率も良化させるため、土壌中に過剰に蓄積しやすいそれらの物質(銅、亜鉛など)の排泄も抑制することができ、環境負荷を低減した「地球にやさしい」循環型農業の実践に多大な効果を発揮すると考えます。
この酵素「フィターゼ」は、青カビの一種である「Aspergillus niger」から作られたものなのですが、歩荷農場で使用する酵素「フィターゼ」は、菌体に特殊な操作を加えることなく生産された遺伝子組み換えを行なっていないものであることを付け加えておきます。

「コーングルテンミール 再掲100221」

2024/04/01 飼料

「コーングルテンミール」は、人が食べるコーンスターチ(澱粉)をトウモロコシから製造する際に残った物質(蛋白質)を飼料用にペレット化したもので、鶏にとって大変重要なタンパク源となります。

 

 

通常、タンパク質や多くのアミノ酸は魚粉などの動物性原料から摂取する場合が多いのですが、歩荷農場においては、添加される酸化防止剤の問題やサルモネラのリスクなどを考慮して、できるだけ動物性原料を使用しないようにしています。
そのため鶏たちが必要とするタンパク質のほとんどは、この「コーングルテンミール」で補います。

もちろん歩荷農場で使用する「コーングルテンミール」は、遺伝子組み換えを行なっていないトウモロコシのみを分別して製造されており、その証明書も添付されています。
現在、遺伝子組み換えを行なっていない「コーングルテンミール」は、とても希少かつ高価なものとなってしまい極めて入手困難な状況なのですが、歩荷農場では独自のルートで安全な「コーングルテンミール」の入手、確保を可能にしています。

「大雛鶏専用飼料 再掲120928」

2024/03/19 飼料

雛鶏たちが歩荷農場にやって来てから卵を産み始めるまでには、およそ2ヵ月かかります。
その間に雛鶏たちは、健康に産卵できるようしっかりとした体作りをしなければなりません。
当然ながら、飼料も卵を産むことに主眼を置いたものではなく、育ち盛りの若い雛鶏が、健康な体作りに必要な栄養を充分満たすことのできる「雛鶏専用飼料」を与えることが必要となります。

 

 

歩荷農場では、「雛鶏専用飼料」も独自の配合設計に基づき、農場内の撹拌施設において完全自家配合しています。

飼料の原料、素材に関しても成鶏飼料と同様、遺伝子組み換えを行っていないもの、酸化防止剤や防腐剤などの添加物を使用していないものだけを厳選し使用しています。

 

 

特に鶏たちのエネルギー源となる穀物類については、輸入トウモロコシを一切使用することなく、モミ米を主原料とすることで、筋胃(砂肝)の消化機能を高め、丈夫な内臓の育成、消化効率の向上を目指しています。
歩荷農場の雛鶏たちは、愛知県産のお米と糠をたくさん食べて、今日も”元気いっぱい”です。

「アルファルファ 再掲120226」

2024/01/27 飼料

「アルファルファ」は、マメ科ウマゴヤシ属の多年草で、和名はムラサキウマゴヤシ(紫馬肥やし)。 

その名のとおり栄養価は非常に高く、タンパク質はもとより、殺菌、浄血作用があるクロロフィル(葉緑素)やマグネシウム、銅、鉄、マンガン、カルシウム、カリウム、亜鉛といったミネラルに加え、天然のビタミンとしてA、B群、K、C、Eなどを豊富に含みます。

 

 

歩荷農場で使用する「アルファルファ」は、天然「アルファルファ」の濃縮粉末を粒状に固めたもので、遺伝子組み換えを行っていない種子より栽培され、他の物と混入しないように製造、保管、輸送されていることの証明書が添付されています。
また、輸入「パプリカ」などに添加されている「エトキシキン」などの危険性が否定できない酸化防止剤も含まれていません。
ちなみにこの「アルファルファ」、ペルシア語で「最良の草」という意味だそうです。

「生米ぬか 再掲100320」

2023/10/16 飼料

飼料用米を主原料としている歩荷の “米たまご” において、「生米ぬか」の存在も欠かせません。

「生米ぬか」は、ビタミン(ビタミンE・チアミン・ナイアシン・ビオチン)やミネラル(銅・亜鉛・マンガン)などの微量栄養素が豊富な上に、タンパク源やエネルギー源としても有用です。
そして当然、人が食べるためのお米を精米した際にできる「生米ぬか」に、遺伝子組み換えはあり得ません。

 

 

また「生米ぬか」には、鶏が骨格を形成したり、卵の殻を作ったりするために必要な多量の「リン」が含まれています。

しかし、この「リン」は、通常鶏が消化できない形(フィチンリン)で存在しているため、残念ながら利用されることなく糞として排泄されてしまいます。

したがって、一般的には、鶏が必要とする「リン」を「無機リン」の形で飼料に添加しているのが現状なのです。
歩荷農場では、この消化できない形の「フィチンリン」を「特殊な酵素」を利用して鶏が消化できる形に分解し、「無機リン」を添加することなく、無駄な「リン」の排泄を抑制するという環境負荷の低減に取り組んでいます。この「特殊な酵素」については、次の機会で詳細を。

「歩荷の米たまご」

2023/08/25 飼料

「歩荷の飼料」は独自の理念(コンセプト)に基づき、配合設計、原材料の仕入れ、攪拌作業の全てを自社で行っています。

その主原料となるのは「飼料米」、すなわち愛知県産のお米です。

 

 

歩荷の “米たまご”への取り組みは、リーマンショックを機に15年前から始め、導入までに3年の準備期間を要しました。

輸入穀物に関しての「食の安全に関わる遺伝子組み換え作物の問題」、「投機マネーや災害の影響を受けやすく安定しない価格の問題」、「遠路輸送によるCO2の排出などの環境問題」等の改善に加え、遊休水田を有効に活用することで飼料の国産化及び自給率の向上を目指し、持続可能な方法を模索しながら段階的に輸入トウモロコシを国産米へ変換。

 

 

大口町の服部農園さんと連携しながら、当初は年間10tから始めた作付けも本年(令和5年)は年間52tまで増産。

ついに、異常高騰が収まらずプレミア化した非遺伝子組み換え輸入トウモロコシを排除することに成功しました。

 

 

「飼料米」は 籾米の状態で配合給餌しているため、輸入トウモロコシと比較した場合、栄養価のない籾の分だけ (約2割程) カロリーが下がってしまうので、鶏たちが必要とするエネルギーを与えるには籾付のまま輸入トウモロコシと置き換えることはできません。

そこで、籾米から「籾すり機」で籾を取り除き、玄米にすることで、輸入トウモロコシと同等以上のカロリーまで高めることが重要となります。

 

 

輸入トウモロコシを玄米に置き換えることで、「歩荷の米たまご」は、米と米糠が飼料全体の約70%を占めるまでに至り、一昨年同期から40%程は高くなると考えられていた飼料価格を大幅に抑えることが可能となりました。

 

 

経済性では明確な効果を得ることができた「歩荷の米たまご」ですが、果たしてその品質は保持できているのか?
その検証を愛知県農業改良普及課の「農業技術体系化・調査研究事業」として、県農業試験場で科学的にデータ化していただきました。

 

 

調査項目は、①卵重(殻を除いたもの)、②卵殻厚、③卵殻強度、④ハウユニット(卵白高)、⑤卵黄色、⑥卵黄重、⑦卵白重、⑧卵黄比など多項目。

 

 

季節や週齢(年齢)により、鶏の状態も同じではないため、6月から11月の間に3回程の調査を行っていきます。
調査対象は、歩荷農場の平飼い飼養による純国産鶏「もみじ」27週齢及び54週齢の2群。

 

 

6月12日の検査結果。(写真が見にくいので、各項目の平均値を下記に記載。)

①卵重(殻を除いたもの)/52.49g ②卵殻厚/0.42mm ③卵殻強度/3.96 ④ハウユニット(卵白高)/96.08 ⑤卵黄色/12.55 ⑥卵黄重/12.67g ⑦卵白重/34.48g ⑧卵黄比24.13% という数値を計測。
調査対象の1群が、27週齢という若い鶏群だったため卵重が軽い(卵が小さい)こと以外は、殻が強く、卵黄比重、卵白の盛り上がり(卵白高)など各項目でかなり良い結果を得ることができ、飼料配合において米の成分割合を70%まで増やしても、卵の品質を高いレベルで保つことができるという事実を明らかにできたと考えます。

今後は、「飼料米」以外の飼料原材料についても個別にその詳細を説明していきます。

「歩荷の飼料 Jul-2023」はこちらからご覧ください。

「飼料米への取り組み」はこちらからご覧ください。

「飼料原材料」はこちらからご覧ください。

「歩荷の飼料 Jul-2023」

2023/07/17 飼料

前回は「養鶏飼料の現状」を3種類に分け、簡単にそれぞれのメリット、デメリットを説明しましたので、今回からは歩荷農場の具体的な飼料への考え方、取り組み、原材料の詳細内容について論説していきます。

 

 

歩荷農場の飼料は、鶏と卵の安全性を守るために全てが「完全自家配合」。

独自の配合設計(栄養成分管理)に基づき、単体で原材料を仕入れ、自社農場内の飼料撹拌室で混合しています。

そのため、安全な厳選素材のみを使用することができ、薬物や危険性のある素材、添加物(法律で使用が認められていたとしても)なども完全に排除することができるのです。

 

 

飼料設計は、全ての原材料において

①遺伝子組み換え作物は使用しない。(輸入素材は、ポストハーベストフリー。)

②化学合成された防腐剤、酸化防止剤が添加されている原材料は使用しない。

③カキガラなど動物性素材はサルモネラフリーを厳守。(魚粉、骨粉などは使用しません。)

④特殊なサプリメント効果の期待できる成分を意図的に添加しない。

⑤産卵率向上のため、必要以上のハイカロリー(濃厚)飼料にしない。(高産卵は、鶏の産み疲れを助長させ早期の卵質低下を招きます。)

などのことを基本として、「健康な鶏を育てること」のみに重きを置いて行います。

あたりまえのことなのですが、「活力に満ち溢れた健康な卵は、健康な鶏からしか産まれない」からです。

 

 

飼料原料の全ての素材には、その素材を使用するにあたっての明確な理由が存在します。
今後、何回かの機会に分け飼料米を主体とした歩荷農場の「自家配合飼料」の詳細を解りやすくお伝えして行きたいと思います。

「養鶏飼料の現状」はこちらからご覧ください。

  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • アーカイブ

 「歩荷 (ぼっか) 」は、卵と鶏肉の登録商標です。 Bocca

〒495-0002 愛知県稲沢市祖父江町山崎上屋敷375-3 TEL/FAX 0587-97-7677

このホームページの内容および画像などの著作権はすべて歩荷に帰属します。無断転載、転用、引用は固く禁じます。

PCサイトはこちら
スマホサイトはこちら