自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。
昨年の播種から約1年の時を経て、ついに「なたね油」が出来上がりました。
刈り取りから約4ヶ月半の気の遠くなるような「なたね仕事」がようやく実を結び感無量です。
「なたね」は、化学肥料を使用することなく、歩荷の鶏糞と天然ミネラルのみで育て、刈り取りから天日干し、足踏み脱穀、唐箕がけ、篩がけとすべての工程を手作業で仕上げました。当然、除草剤や農薬など一切使用していません。
さらに搾油をお願いした愛知食油さんにおいては、釜で煎った「なたね」を圧搾し、水以外のものを使うことなく油を分離、和紙でろ過して仕上げるといった職人仕事ならではの昔ながらの圧搾法で搾油されているので「なたね油」に含まれる天然の抗酸化成分やビタミンを損なうことなく、油本来の自然な色と豊かな風味を味わうことができます。
一般的な抽出油と異なり、化学処理を行なっていないため溶剤などの化学物質や酸化防止剤、着色料などの食品添加物も一切使用していません。
本当に安全な「食」を手に入れるということは容易いことではありません。昔の日本では「あたりまえ」であった多くのことが悲しいかな失われてしまった現在、取り戻さなければならないものがきっとたくさんあるはずです。失くしたものを少しでも取り戻すため、生ある限り努力したいと思います。
来年の春に向けて、今月中過ぎには「なたね」を蒔かなければなりません。いつもギリギリになってしまいますが、そのための「土作り」を行います。まず草を刈り倒し、手作業で鶏糞とカキガラを散布します。
この後トラクターで一気に枯れ草と鶏糞、カキガラを地面に鋤きこみ、10日ほど待ってから播種します。
歩荷農場の鶏糞は、鶏舎内でほど良く発酵しているのでほとんど臭いもありません。大地に優しく浸み込んで豊かな実りをもたらします。
今年収穫した「なたね」が、未だ油になっていないにもかかわらず容赦なく次の作業が迫ってきます。土と生きることは本当に大変だと実感。それでも来春の菜の花畑を夢見ながらひたすら作業を続けることが、私たちにとっての「暮らし」なのだと思います。
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