放し飼いの安全でおいしい卵、祖父江の平飼い自然卵「歩荷」。生産農家から産みたて自然卵を直送いたします。

養老山脈をかなたに望む祖父江の大地を元気に踏みしめ、光と風を感じて育った健康な鶏たちの自然卵です。

歩荷 祖父江の平飼い自然卵

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自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。

「かけがいのない安心は、自由にのびのびと暮らしている鶏たちからのとても貴重な贈り物です。」
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■ 自然卵農家の農村ブログ 「歩荷の暮らし」 ■

「歩荷の米たまご」

2023/08/25 飼料

「歩荷の飼料」は独自の理念(コンセプト)に基づき、配合設計、原材料の仕入れ、攪拌作業の全てを自社で行っています。

その主原料となるのは「飼料米」、すなわち愛知県産のお米です。

 

 

歩荷の “米たまご”への取り組みは、リーマンショックを機に15年前から始め、導入までに3年の準備期間を要しました。

輸入穀物に関しての「食の安全に関わる遺伝子組み換え作物の問題」、「投機マネーや災害の影響を受けやすく安定しない価格の問題」、「遠路輸送によるCO2の排出などの環境問題」等の改善に加え、遊休水田を有効に活用することで飼料の国産化及び自給率の向上を目指し、持続可能な方法を模索しながら段階的に輸入トウモロコシを国産米へ変換。

 

 

大口町の服部農園さんと連携しながら、当初は年間10tから始めた作付けも本年(令和5年)は年間52tまで増産。

ついに、異常高騰が収まらずプレミア化した非遺伝子組み換え輸入トウモロコシを排除することに成功しました。

 

 

「飼料米」は 籾米の状態で配合給餌しているため、輸入トウモロコシと比較した場合、栄養価のない籾の分だけ (約2割程) カロリーが下がってしまうので、鶏たちが必要とするエネルギーを与えるには籾付のまま輸入トウモロコシと置き換えることはできません。

そこで、籾米から「籾すり機」で籾を取り除き、玄米にすることで、輸入トウモロコシと同等以上のカロリーまで高めることが重要となります。

 

 

輸入トウモロコシを玄米に置き換えることで、「歩荷の米たまご」は、米と米糠が飼料全体の約70%を占めるまでに至り、一昨年同期から40%程は高くなると考えられていた飼料価格を大幅に抑えることが可能となりました。

 

 

経済性では明確な効果を得ることができた「歩荷の米たまご」ですが、果たしてその品質は保持できているのか?
その検証を愛知県農業改良普及課の「農業技術体系化・調査研究事業」として、県農業試験場で科学的にデータ化していただきました。

 

 

調査項目は、①卵重(殻を除いたもの)、②卵殻厚、③卵殻強度、④ハウユニット(卵白高)、⑤卵黄色、⑥卵黄重、⑦卵白重、⑧卵黄比など多項目。

 

 

季節や週齢(年齢)により、鶏の状態も同じではないため、6月から11月の間に3回程の調査を行っていきます。
調査対象は、歩荷農場の平飼い飼養による純国産鶏「もみじ」27週齢及び54週齢の2群。

 

 

6月12日の検査結果。(写真が見にくいので、各項目の平均値を下記に記載。)

①卵重(殻を除いたもの)/52.49g ②卵殻厚/0.42mm ③卵殻強度/3.96 ④ハウユニット(卵白高)/96.08 ⑤卵黄色/12.55 ⑥卵黄重/12.67g ⑦卵白重/34.48g ⑧卵黄比24.13% という数値を計測。
調査対象の1群が、27週齢という若い鶏群だったため卵重が軽い(卵が小さい)こと以外は、殻が強く、卵黄比重、卵白の盛り上がり(卵白高)など各項目でかなり良い結果を得ることができ、飼料配合において米の成分割合を70%まで増やしても、卵の品質を高いレベルで保つことができるという事実を明らかにできたと考えます。

今後は、「飼料米」以外の飼料原材料についても個別にその詳細を説明していきます。

「歩荷の飼料 Jul-2023」はこちらからご覧ください。

「飼料米への取り組み」はこちらからご覧ください。

「飼料原材料」はこちらからご覧ください。

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