放し飼いの安全でおいしい卵、祖父江の平飼い自然卵「歩荷」。生産農家から産みたて自然卵を直送いたします。

養老山脈をかなたに望む祖父江の大地を元気に踏みしめ、光と風を感じて育った健康な鶏たちの自然卵です。

歩荷 祖父江の平飼い自然卵

電話番号0587-97-7677 (AM10:00~PM5:00 年中無休) ファックス番号0587-97-7677 (24時間受付中)

自然卵「歩荷」は、遺伝子組み換えを行なっていないポストハーベスト無農薬の原料を厳選した
安全な自家配合飼料のみを使用し、特殊成分の添加や薬剤の投与は一切行っていません。

「かけがいのない安心は、自由にのびのびと暮らしている鶏たちからのとても貴重な贈り物です。」
メニュー

■ 自然卵農家の農村ブログ 「歩荷の暮らし」 ■

「卵黄色と安全性 ①」

2017/04/20 卵の知識

卵の「卵黄色と安全性」は全く関係ありません。
卵黄色は飼料に含まれる原材料が有する色素により変化しますので、その原材料が安全であれば卵黄色に関係なく安全な食品であると判断できます。
米や糠だけ食べていれば色素が含まれていないため卵黄色は白くなりますし、トウモロコシを主体としたものであれば黄色系キサントフィルの影響によりレモンイエローになります。その他に色素を有した原材料が入っていれば、その色素の色が卵黄に影響を与えます。
飼料を構成する米やトウモロコシ、もしくは他の微量添加素材が農薬や酸化防止剤、防カビ剤を使用していたり、遺伝子組み換え作物だったりした場合は卵黄色に関係なく危険な食品と言わざるを得ません。

 

 

概して濃い卵黄色が視覚的に美味しそうに見えることから一般消費者の方には好まれる傾向が強いため、販売目的で意図的に卵黄色の調整を行っている養鶏場が多く存在するのは現実です。そのようなケースでは、オレンジの卵黄色の大半が飼料に添加したパプリカの抽出物による人為的な着色です。このパプリカ、それ自体は何ら悪いものではありませんが、残念ながらそのほとんどが輸入物であることから「エトキシキン」などの酸化防止剤が添加されているのが現状なのです。
「エトキシキン」は法律で人の食品には添加が認められておらず、発癌性やアレルギー性の否定できない危険な物質であることは今さら改めて言及する必要もないほど明らかな事実です。
このような実情を認識している自然卵養鶏場や消費者の方はオレンジ色の卵黄色に否定的な考えの方も多くいらっしゃると思います。
しかし、逆に卵黄色がレモンイエローだからといってもそれが必ずしも自然の色であり、その卵が安全かどうかを判断できるとは限りません。
なぜなら、最低限トウモロコシが非遺伝子組み換えでポストハーベストフリーだったとしてもタンパク質を外国産魚粉などで補っていた場合などは、やはりパプリカと同様に合成酸化防止剤を使用している可能性が極めて高いことに加え、もしその魚粉が仮に国産だった場合でも現在の我が国の状況では放射能汚染という別の恐ろしい問題も懸念しなければなりません。

 

 

養鶏は畜産業であり、鶏は高度に育種改良された家畜です。
それは必要なだけの栄養分を与えてやらなければ卵を産むことができないという実情の証であり、自家栽培の野菜くずや粗飼料だけで現代の採卵鶏たちの健康を維持してやることは残念ながら不可能だと考えます。
つまり、現代においては天然や野生の鶏などというものが存在しないのと同時に卵黄にも自然な色などというものが無いことをご理解いただき、消費者の方々にも良いことだけしかアピールせず他を否定するような生産者の愚かな姿勢を見極めることがいかに大切であるかをご認識いただけることを願って止みません。
次回は、飼料の観点から自然卵「歩荷」の安全性とお米を主原料にしているにもかかわらず卵黄色がオレンジである理由について論説していきたいと思います。

  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • アーカイブ

 「歩荷 (ぼっか) 」は、卵と鶏肉の登録商標です。 Bocca

〒495-0002 愛知県稲沢市祖父江町山崎上屋敷375-3 TEL/FAX 0587-97-7677

このホームページの内容および画像などの著作権はすべて歩荷に帰属します。無断転載、転用、引用は固く禁じます。

PCサイトはこちら
スマホサイトはこちら